現代医療と漢方の考え方について

肝臓機能を高める漢方やサプリメントについて

・病院で処方される保険で使われるエキス漢方薬
癌患者様によって症状が様々あり、身体のご状態によって処方されます。
主に「十全大補湯」、「補中益気湯」が処方され、気力・体力維持や栄養状態向上や免疫力向上、癌治療(手術、抗癌剤、放射線)などの副作用軽減などを目的として処方されます。
 
また、肝臓がんの場合は大元に肝炎や肝硬変があるため、肝臓の炎症の軽減や肝細胞の修復や肝細胞の保護のために「小柴胡湯」が処方されることもあります。しかしながら小柴胡湯は弱った患者さんに使った結果、間質性肺炎の副作用がでたと報告が多数出ていますので主治医に確認するといいでしょう。
 
・医療保険の使えない漢方
保険漢方エキス剤の効果に満足を得ていない医師や、漢方専門薬局が自分たちの専門知識を生かして、肝炎や肝硬変や肝臓がんなどの肝機能低下している患者さんの症状に合わせて処方する漢方などです。
代表的なものとして、白花蛇舌草・半枝蓮や田七人参、高麗紅参などの人参製剤が良く知られています。ただし漢方医師や薬剤師などにも見立てやさじ加減があるので効き目は様々です。自分にあった治療を行う人を探す必要があります。
 
・サプリメント
出来るだけ食事から栄養を補うことが望ましいのですが、肝機能低下の患者様の場合、病院の治療や病状によってはお食事によって充分栄養がが取れない方もいらっしゃいます。その為、癌と戦うために重要な栄養状態や免疫力が低下してしまうリスクもあります。
お食事が取れない方等の場合、様々なビタミン剤、サプリメントや健康食品などで効率よく栄養を摂取して免疫力や栄養状態の向上などを目的として服用をされている方もいらっしゃいますがサプリメントや健康食品によっては治療の妨げになるものもあるため、健康食品やサプリメントの服用を考えている場合は主治医に相談してみて下さい。


国立がん研究センター がん情報サービス 代替療法(健康食品やサプリメント)
https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/alternative_medicine.html


余命宣告された肝臓がんの生存率を高めるには

肝臓がんが進行すると、肝臓の細胞が破壊されて、栄養の貯蓄機能や、お酒や医薬品や添加物などを解毒分解できなくなるためさらに進行が早くなってきます。
肝臓癌細胞のみに、注目するのでなく、その肝炎の炎症を鎮めたり、解毒機能を向上させたり、栄養補助などで肝臓機能を高めて、治療のリスクを減らすことが生存率を高めるコツです。また肝硬変でも残っている正常細胞を元気にしてあげることを目指すといいでしょう。
 
血液検査結果では、ASTやALTなどの肝数値が高い方は炎症を鎮めたり、1ケタ台の低数値は反対に肝臓に良い必須アミノ酸、必須ミネラル、グリコーゲンなど栄養素をとる必要があります。
 
肝臓がんは初期症状があまりなく、末期の状態になって初めて症状が出ることが多い癌になるため、早期発見と早期治療が重要となります。また、肝臓がんの場合は大元に肝炎や肝硬変があり、再発のリスクが高い癌にもなるため、肝臓がんの治療後にも定期検診をしっかりと行う事が重要となります。
 
その他にも治療の影響や負担をいかに減らし、気力、食欲、体力・免疫力を取り戻し、治療に耐えられる身体に変えていくこと事や傷ついた身体を立て
直すことで延命に繋がってきます。

肝臓がんの闘病時の気力、食欲、体力、免疫力の確保の方法を知りたい方

 
 

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