現代医療と漢方の考え方について

蓄膿症(副鼻腔炎)の原因

蓄膿症と副鼻腔炎は同じ病気で副鼻腔炎の起こった結果、蓄膿症という症状になります。
鼻の奥にある副鼻腔という空洞に有害な細菌やウィルスが入り、そこでそれらが増えることで感染症になり炎症を起こします。また花粉やダニ、ほこりなどによりアレルギーなどにより、免疫がそれを追い出そうと活発に働き、その結果、免疫細胞と細菌、花粉、ダニなどの死骸と免疫細胞の戦いのカスとして黄色い膿が溜まってしまうのです。
 
また副鼻腔は非常に入り組んだ形をしているため、膿を排出しにくく、不快な症状が長く続く方も多く、免疫力や追い出す力が弱いと、炎症や膿がそのまま残り、蓄膿症(慢性副鼻腔炎)が続いていきます。

蓄膿症(副鼻腔炎)の症状

蓄膿症患者さんからご相談いただくお悩みの代表的なものとして、

  • 鼻づまり(炎症がひどいため、鼻腔が閉塞する)
  • 青ぱな、黄色い鼻水が多く出る
  • 顔や頭が痛い
  • 鼻の中から嫌なにおいがする(細菌の繁殖のため)
  • 食べ物の臭いが感じにくい(鼻の細胞が炎症によって壊れているため)
  • 鼻の上が詰まった感覚で、日中ぼーっとしてしまう
  • 息苦しくてよく眠れない

などの症状をうったえる方から多く問い合わせをいただきます。
慢性化してくると、白っぽい粘り気のある鼻汁や鼻水がのどに流れる(後鼻漏)などの症状が出る方もいます。これからわかるように膿が鼻腔の外に出ていかないので起こるのです。

蓄膿症と頭痛

副鼻腔は、みけんからほほの下あたりにかけて存在します。副鼻腔に膿が溜まることによって炎症が起きると、周囲の組織を傷つけてほほ・ひたい・目の間などに痛みが出ることがよくあります。
この頭痛を良くするにも、膿の原因である細菌の感染に対して、免疫力を高めるとともに、それを排出させるように血流を良くする必要があります。

蓄膿症と口臭を消す方法

鼻や口から嫌な臭いがする場合、副鼻腔に膿が溜まっている状態であることが考えられます。
膿が臭うのは細菌と戦った免疫細胞のカスです。たんぱく質が壊れていますので、アミノ酸の硫黄の臭いとなります。 免疫力を高め細菌をやっつけることで鼻の炎症を緩和し、溜まった膿を出していくことで臭いも軽減されます。
病院での治療(抗生物質、アレルギー抑制薬)や洗浄、イソジンや抗菌抗臭生薬でのうがいも口臭改善に有効です。
次ページでは、具体的治療法や生活習慣について解説いたします。▶

蓄膿症の闘病時の気力、食欲、体力、免疫力の確保の方法を知りたい方

 
 

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