乳がんに使える漢方やサプリメントについて
・病院で処方される保険で使われるエキス漢方薬
がん患者様によって症状が様々あり、身体のご状態によって処方されます。
主に「十全大補湯」、「補中益気湯」が処方され、気力・体力維持や栄養状態向上や免疫力向上、がん治療（手術、抗癌剤、放射線、ホルモン療法）などの副作用軽減などを目的として処方されます。
その他女性の血液の滞り（瘀血）を改善するものとして、桂枝茯苓丸、当帰芍薬散、加味逍遥散などの血の道の漢方薬などを併用するといいと思われます。
漢方に詳しい医師に処方してもらうとよいです。
・医療保険の使えない漢方
保険漢方エキス剤の効果に満足を得ていない医師や、漢方専門薬局が自分たちの専門知識を生かして、乳がん患者さんの症状に合わせて処方する漢方です。
桂枝茯苓丸、当帰芍薬散、加味逍遥散や十全大補湯、補中益気湯みたいなものでなく、それを強化したものを出す場合が多いです。ただし漢方医師や薬剤師などにも見立てやさじ加減があるので効き目は様々です。自分にあった治療を行う人を探す必要があります。
・サプリメント
現在、がんに対して様々なサプリメントや健康食品がありますが、サプリメントや健康食品は補助的な役割になります。そのため妄信し過ぎると反対に、病院の治療やお食事が取れない状態になることでお身体にご負担がかかり免疫力や栄養状態が低下してしまいます。
しかしサプリメントや健康食品は効率よく栄養を摂取出来るため免疫力や栄養状態の向上に繋がりますが、サプリメントや健康食品によっては治療の妨げになるものもあるため、健康食品やサプリメントご服用を考えている場合はまず医師に相談してみて下さい。
サプリメントの品質は玉石混合です。以下のリスクがあることを知ったうえで詳しい薬剤師や専門家などに尋ねる方が無難です。
国立がん研究センター がん情報サービス 代替療法（健康食品やサプリメント）
https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/alternative_medicine.html
余命宣告された胃がんの生存率を高めるには
先にも申しました通り、乳がんは早期発見で治りやすいがんです。余命を宣告されるという事は、進行してしまった状態。病院の治療を行う・行わないという選択がありますが、治療の影響や負担をいかに減らし、気力、食欲、体力・免疫力を取り戻し、治療に耐えられる身体に変えていくこと事、生活の質を落とさない事が大事です。
傷ついた身体を立て直すことで延命に繋がっています。目指すべきはがんとの共存です。
抗がん剤の副作用を減らすこと、気力、食欲、体力を薬膳、食事療法や有益な漢方薬やサプリメント、その他の代替医療なども取り入れるといいと思います。
乳がん対策のまとめ
女性は子供を産む体になっていますので血の道の対策が必要だと考えています。
そのために体温が低かったり、頭痛や生理痛、便秘や下痢、浮腫みや神経症などの様々な血の道や女性ホルモンバランスなどで対策していくことがお勧めです。
婦人科系の漢方薬などは産婦人科でも処方して頂けますので、漢方に詳しい産婦人科などを受診されてみてください。乳がんの場合は、がん治療の事を中心に考えるのでなく、血の道に関わる血行不良があるのではないかと考える必要はあります。
特に桂枝茯苓丸、当帰芍薬散、加味逍遥散などの漢方薬は血の道症に有効なので腸内環境を整える乳酸菌などと併用することをお勧めいたします。
乳がんの闘病時の気力、食欲、体力、免疫力の確保の方法を知りたい方
