腹水の漢方を始める上では【必ず相談して始める】ことが大切です。腹水の漢方は「○○湯が効く」といって、それだけを飲めば良いというものではありません。東洋医学的には様々な病証があり、腹水の原因となっている病気、今現在の状況、性別、年齢、身長、体重、体質など・・・あらゆる角度から、種類や量が変わります。その為【必ず相談して始める】ことが大切なのです。

腹水による不快な症状でお悩みの方へ
今あるご不安を私たちにお話ください。

えのきや相談薬舗では、腹水の症状でお悩みの方からの漢方薬のご相談を多数頂いており、改善の症例もございます。漢方薬の費用は病状・予算に応じて対応しております。相談費用は無料です。特に肝硬変や各種の癌から腹水を発症した患者さんの問い合わせを多く頂いております。まずは、当店の漢方薬での実際の 改善例・症例の一部を御覧ください。
 

私たちは、これまで多くの腹水患者様のご相談に携わり、症例とも向き合ってきました。その中で患者様が腹水が減った!という声を頂けるようになりました。

この経験値を活かし漢方アドバイザーとして、腹水の苦しい状態を少しでも良くする為に病院のお薬と併用できる漢方薬を提案しています。
 
 

目次

腹水を患っている方のお悩み

・お腹や胸を圧迫して苦しくなり、食べられなくなる
・水分過多でカラダが重くなり、疲労感や倦怠感が抜けない
・水分が抜けないので浮腫み、結果、体内の冷えが進行する
・血行不良と腸内環境の悪化で便秘や下痢に悩まされる
・利尿剤でも尿が出なくなる
・呼吸が苦しい

腹水が溜まっている方は、このような症状にお悩みだと思います。

当然、これまでに病院などで様々な治療を行ってきている思います。にも関わらず腹水を抜いても、またすぐに溜まるといったように、思ったような成果が出ていない・・・おそらくこのような方が多いのではと思います。

腹水は、とても危険な病状のサインの一つとされており、その為、改善を目指すには、まず腹水がどんな病状なのかを知っておく必要があります。
 

腹水とは?

お腹には腹膜という各臓器の摩擦を減らす為の膜があり、それにより腹腔という隙間を作っています。腹腔には通常でも約20~50mLの水が入っていますが、さまざまな病気(肝臓癌、膵臓癌、胃癌など)の炎症による影響で通常よりたくさん貯まった水、または状態を腹水と言っています。

腹水が大量に溜まった状態なるとお腹が膨らんで蛙腹になったり、おへそが飛び出る。また胃が圧迫されて食事がとれなくなったり吐き気が出る。 肺との境界である横隔膜を押し上げて肺が膨らみにくくなり息切れを感じることもあり、患者様にとっては非常に苦しい状態となってしまいます。
 
 

なぜ腹水が溜まるのか?

腹水には、大まかに2種類あり「肝硬変や肝臓癌など腎臓病、心不全などの血管内の浸透圧が低下する事によって起こる漏出性腹水」「癌性腹膜炎の炎症より起こる滲出性腹水」があります。

 
肝硬変による門脈圧亢進症、腎不全、心不全、ネフローゼ症候群、低蛋白血症など、血管圧の上昇や膠質浸透圧の低下によって起こります。

 
癌性の腹膜炎、各種ガン(胃ガン、膵臓ガン、大腸ガン、卵巣ガンなど)による炎症などによって浸出液が漏れ出すことで起こります。

滲出性腹水の機序

各種ガン(胃ガン、膵臓ガン、大腸ガン、卵巣ガンなど)が腹膜などに転移してしまうと、そこで炎症が起こり、腹腔に液性成分が漏れることで腹水が溜まります。
 

漏出性腹水の機序

肝硬変を例に上げると、機能が低下し弱った肝臓は血管内に水分を引き込む役割のある血漿タンパク質のアルブミンを産生することが出来なくなり、その結果、血管外に水分などが漏れ出します。また門脈(上下の腸間膜静脈と脾静脈)の血管圧が高くなることでも起こります。それが腹腔に溜まり腹水となって症状が現れます。またアルブミンはタンパク質なので、ガンの闘病中の低栄養状態でも血漿タンパク質の量が低下して、同じように腹水が溜まる事があります。
 
 

腹水が溜まる/起こる症状とは?

通常、腹腔内を満たしている腹水は血管やリンパ管を通じて血液に戻ることで、一定量に保たれます。ガンが進行した患者様では、このシステムがうまく機能できず腹腔内に大量の腹水が溜まって以下のような症状が出てきます。

食欲不振

腹腔に大量に溜まって腹水が、胃や周りの臓器を圧迫してしまうことで、食欲不振を起こすことがあります。食事が取れないことは、更に低栄養状態を悪化させてしまい、結果的に腹水が溜まりやすくなる状況を作ってしまいます。
 

呼吸困難

腹水が溜まると腹水自体の圧力や、押し上げられた臓器によって横隔膜も押し上げられます。その結果、肺が潰されてしまい呼吸困難が起こります。
 

臓器の圧迫

腹水が溜まると臓器が圧迫されることによる血行不良、各臓器の機能低下や、周囲の血管が圧迫されることで、血管を通って作用する利尿剤や抗ガン剤の効果も出にくくなります。
 

これらの症状は時間の経過とともに激しさを増し、想像以上に苦痛と言われています。病状を含め、非常にQOL(生活の質)を低下させるため、迅速な対策が重要になってきます。
 
 

繰り返す腹水/治療の難点

現代医療の現状

現代医療での腹水の治療法は、原因疾患によって変わってきますが、一般的には利尿剤、アルブミン点滴、腹水穿刺排液などが行われています。今ある不快な症状を取り除く上では有効な手段となりますが、それぞれ注意すべき部分もあります。
 

利尿剤

腹水で溜まった水を尿として体外に出すことで、腹水を減らします。しかし、その利尿作用があるがゆえに急激な脱水や身体の電解質のバランスが崩れる可能性もあると言われており、服用にはコントロールが必要だと言われています。浮腫みをとる意味合いでは、良いお薬ですが、長期間の利用は脱水を起こしたり、腎機能が悪化する場合があるので注意が必要です。

アルブミン点滴

腹水アルブミン製剤の点滴は血漿浸透圧の維持を目的に行います。これにより膠質浸透圧が上昇することにより腹水は減っていきますが、アルブミン製剤の投与によって、生体内でのアルブミン合成が行われにくくなる事があります。その為、点滴をやめれば、再び腹水が溜まる状態になってしまうおそれがあります。

腹腔穿刺による排液

腹腔穿刺による腹水の排水は、今溜まっている腹水を抜くという意味では、一番ダイレクトな方法になりますが、腹水にはガン細胞や細菌のほか、栄養に関わるアルブミンや免疫に関わるグロブリンというタンパク質が大量に含まれていて、これを抜いてしまうと栄養状態が急速に悪化して全身状態が悪くなり、さらに腹水が溜まりやすくなるという悪循環を起こします。時にはショック状態で命の危険を伴うこともあります。

CART(腹水還流法)

腹正式には、胸水・腹水濾過濃縮再静注法といいます。腹腔または胸腔にカテーテルを挿入するために局所麻酔を行ったうえで穿刺をし腹水を抜き。抜いた腹水から、細菌、ガン細胞や血球成分を取り除いて、アルブミンなどの有用成分を濃縮する操作を行った後に、再び体内に点滴で戻すという治療法です。しかし、こちらも外部からのアルブミン点滴と同様、根本的な治療とは言いにくい部分があります。

これの治療法は現代医療として必要とされていますが、それでも足りない部分を漢方で補う事ができるように考えて行きます。現代医療の考え、漢方理論の考え、お互いの良いところを組み合わせて対応することが統合医療として大切なのです。
 
 

腹水に関連し目安となる血液検査の数値

腹水に関して、以下のような血液項目から状態を把握を行います。僅かな変化を見逃さない為にも、血液検査の結果は非常に重要な指標になります。

 アルブミンは総蛋白の約6割を占める重要な蛋白で、低下すると血管内の血液の膠質浸透圧が低下します。 すると、血管内と血管外の浸透圧バランスを取ろうとして、血液中の水が血管外へ移動するため、血管外の組織に水がたまり、浮腫(むくみ)が起こします。腹水が溜まる状態にあるかの指標の一つになります。

 総蛋白とはその全体の血清中の蛋白濃度のことです。 血清中の蛋白は血液中のさまざまな物質を運んだり、体液の濃度を調整する働きをします。 肝・心・腎疾患ならびに体の栄養状態をみることができます。

 コリンエステラーゼとは、肝細胞でのみつくられる酵素で、血液中へ放出され、からだ中に存在しています。 神経伝達物質の一種を分解する働きをします。 何らかの異常で肝機能が低下すると、肝臓のコリンエステラーゼをつくる能力が低下するため数値が下がります。

 赤血球は全身に酸素を運び、血液中の二酸化炭素を分解する役割があります。赤血球の数が多すぎると多血症、脱水、少なすぎると出血傾向や貧血を疑います。

 白血球は病原体やウイルスなど、体に侵入してくる異物を取り込んで貪食する特徴があり、白血球数の増加があると、体のどこかに病原体が侵入しているのではないか、炎症が起きているのではないかという推測ができます。

 ヘマトクリットの値は赤血球容積を示し、赤血球の全容積が全血液中に占める割合(%)で表します。 ヘモグロビンと同様に貧血や赤血球増加症の程度を知る上で参考になります。

 血小板も出血傾向があるかどうかの目安になる数値です。血小板減少により出血傾向があることから肝臓に異変がないかの推測にも繋がります。血小板数が低値を示す場合は、再生不良性貧血や急性白血病、肝硬変、血小板の消費が増えることによる特発性血小板減少性紫斑病、膠原病などが疑われます。

 CRPは炎症や細胞・組織破壊が起こると血中に増加するタンパク質です。CRPだけではどの臓器に炎症が生じているかは診断できませんが、病気の活動性や病態の推移の把握に有用されています。

 肝臓に何らかのダメージが加わって細胞が破壊されると、血液中にASTが大量に放出されるため、血中濃度が上昇します。ALTも合わせて見ることが多く、双方とも肝臓のダメージにより数値は上昇します。

 ALTは肝臓に多く含まれており、肝臓の異常により細胞が壊れ過ぎていると、血液中にALTが漏れ出してきます。ALT上昇による異常が認められた場合は、まず肝臓に問題があると考えられます。

 ALP値は、胆汁うっ滞では大きく上昇します。急性肝炎や慢性肝炎、肝硬変などではあまり大きな上昇はみられないため、黄疸が現れた場合、その原因が肝臓にあるのか、胆道にあるのかを特定するのに有効だとされています。

 γ-GTPは肝臓の解毒作用に関係している酵素で、肝臓や胆道系になんらかの障害があると血液中に流れ出てきます。こうした酵素は「逸脱酵素」と呼ばれます。特にアルコールの摂りすぎで肝臓がダメージを受けるアルコール性肝障害で高い値を示します。

 ヘモグロビンの分解産物で、胆汁に排出される色素です。間接ビリルビンと直接ビリルビンがあり、合わせて総ビリルビンと呼びます。肝臓や胆のう・胆道に異常があると、ビリルビンが血液中に増え、黄疸が現れるため、その目安となります。

CEA

 CEAは癌を疑う為の腫瘍マーカーの一つです。 癌が発生すると、特殊な蛋白質、酵素、ホルモンなどを作り出します。 この数値が高くなる場合、胃ガン、大腸ガン、肺ガンなどの消化器系のガンの可能性を疑います。

CEA

 CEAは癌を疑う為の腫瘍マーカーの一つです。 癌が発生すると、特殊な蛋白質、酵素、ホルモンなどを作り出します。 この数値が高くなる場合、胃ガン、大腸ガン、肺ガンなどの消化器系のガンの可能性を疑います。

 膵臓ガンで上昇する腫瘍と関連のある糖鎖抗原(CA19-9)の量を測定する血液検査です。この抗原は、膵臓ガンで特異性があると言われています。他の腫瘍マーカーと共に膵臓ガンの診断や治療のモニターとして利用されます。

 AFP(α-フェトプロテイン)は健康な成人の血液に含まれず、原発性肝癌の方の95%の血液に含まれるため、肝癌の腫瘍マーカーとして用いられています。 AFPは肝炎や肝硬変でも測定値が上昇する事から、肝癌をはじめ、肝臓病の早期発見、診断、病状の経過観察などに役立っています。

血液検査結果は患者様の状態を把握するための重要な情報

当薬店でも上記の数値は重要視しており、それと共に身長、体重、年齢、病歴、主訴、副訴、服用薬歴、血圧などの様々な情報から患者様の体質や状態を把握していき最適な提案に繋げています。

ご相談時に血液検査結果は必須ではありませんが、患者様の状態を把握する上で重要な情報となりますので、血液検査の結果をお持ちでない方には、予め準備していただくようにお願いをしております。
 
 

腹水を繰り返す理由

私たち漢方専門家には多くの腹水の方からのご相談があります。その時に、大多数の方がおっしゃることが「薬もしっかり飲んでいるんです。でも腹水がすぐ溜まるんです」と言うことをよく聞きます。それは、全てではないですが、現代医療では症状を抑える「対症療法」が中心の治療や薬となるため、腹水の原因部分にアプローチが行き届きにくいことがあるからです。
 
 

腹水の治療で漢方が目指すアプローチ

私たち漢方の専門家は、上記に書いたような現代医療の腹水治療の現状を補うため、栄養療法や、様々な組み合わせの漢方薬によって貯留を繰り返す腹水の根底原因にアプローチします。

腹水の原因として考えるのが、腹膜や癌細胞などによる炎症や、肝機能低下や食欲不振による栄養状態の悪化、血液循環が悪くなり、水分代謝が悪くなることです。そのために以下の事を提案しています。

肝臓を元気に

肝機能を元気にして栄養状態を改善していきます。肝臓を元気にすることで、肝機能数値の改善や、血漿蛋白アルブミンの産生力を高める。総蛋白の数値の改善を目指します。

抗炎症性・利尿作用のある生薬の利用

炎症(血液検査の数値でCRP高値)があれば、抗炎症性、利尿作用の生薬を利用します。その結果、炎症を抑えることができ、またその利尿作用から浮腫みなどの軽減を目指します。

心臓や腎臓も元気に

心臓や腎臓を元気にしてあげるような漢方薬を組み合わせ、血液循環や水分代謝を良くします。その結果、余分な水分が排出され浮腫みなどを取ることを目指します。

漢方で体力(気)を底上げする

腹水自体が末期の症状の一つとされており、治療の経過や病の進行によって体力(気)が低下し始めると、その低下の勢いが急激に増すことがあります。場合によっては命の危険もありえます。急激な体力低下に陥ると、通常量の生薬では、その勢いを跳ね返す事が出来ず、状況を見極めた上で、高品質で濃度の高い生薬で通常の3~5倍量の栄養を摂取する事で、治す力が衰えないようにエネルギーを底上げする事も考えます。

上記の事が出来れば困難な腹水も、改善する可能性が高まるのです。少しでも漢方などで好転の徴候があれば、それを継続していきます。
 
 

腹水を減らす為の7つのポイント

①血液の流れを良くする

腹水の症状は、血液の流れが悪くなる事で、本来、出ていくはずの水分が滞っている状態です。そこで、「漢方」の作用で、血液の流れを良くする事ができれば腹水が溜まる事を防げます。水分代謝を上げる為に血液の流れを良くする事は、腹水・浮腫み(むくみ)対策で重要です。

②アルブミンを増やす
血液検査結果でアルブミン(ALB)がLもしくは↓になっていませんか?アルブミンは肝臓で作られるタンパク質です。腹水が溜まり始めている方は、一般的に「アルブミンが低い=腹水が溜まる」という状態になっています。アルブミンは血管の外の水分を血管内に戻す働きがありますので、肝臓を元気にしてアルブミンを増やす事ができれば溜まっている腹水が自然と血管内に戻るようになります。「漢方」の働きで肝臓を活発にする事でアルブミンを自然に増やすことができ、結果的に腹水を減らす事ができます。

③炎症を抑える/原因疾患と免疫対策

腹水が溜まる原因となっている疾患は、20~30種ほどあります。漢方では炎症を抑える作用があるものがあり、それらを利用することで腹水の減りを妨げている炎症を鎮めます。例えば、癌によって腹水が溜まっている方の大半では免疫システムの異常が起っています。

免疫機能(好中球、好酸球、リンパ球、単球、好塩基球)のバランスが崩れ、その結果、免疫低下と炎症とを同時に起こしている状態です。尿の出が良いのにも関わらず腹水が減らないのは、原因となる病気の部分的な炎症が治まってない事が考えられます。癌細胞を攻撃する免疫力の向上と腹水排出のための炎症抑制には、複雑な免疫コントロールを理解し、正しい順序で対策を行う事が必要です。癌以外の場合でも腹水が溜まる原因に対して順序よく対策する必要があります。

④体内の余分な水分を排出させる

体は胃腸などの血管から余分な水分を吸収→腎臓を通じて尿として体外へ出しています。また体温によっては汗や呼吸によって水分を排出します。しかし腹水の症状が出ている方は、様々な原因で水分の排出が上手くできず、体に溜まった状態が続きます。そこで漢方の働きで、栄養や血液を全身に巡らせ体全体の水分排出を良くします。

⑤排便を良くする

腹水の腸圧迫による便秘でアンモニアが体内に残るため肝性脳症などを発症する場合があります。アルブミンを増やし、腹水が減ると圧迫感も徐々に無くなり便秘も解消に向かいますが、患者様によっては腸の働きが弱っている方もおられるので「漢方」の働きで便の排出を促します。

⑥腎機能の低下を予防

血液検査結果でCRE(クレアチニン)が低くなっていませんか?炎症・アルブミン数値・血液の流れが改善されても腎臓が機能しなくなれば、余分な水分の排出が困難になります。その為「漢方」で腎機能の低下を防ぎます。

⑦栄養状態を高め、新陳代謝向上

栄養状態の低下・貧血は腹水の原因になる→栄養状態を高め、栄養の貯蔵庫である肝臓にも、しっかり栄養を与える→「必要栄養素」の補給対策。新陳代謝の向上にもつながり→「胃・腸・肺・腎」の機能向上を目指す対策です。新しいものを取り入れて古いものを出す力を高めます。

この上記の7つのポイントは“腹水を排出させる対策”だけでなく、結果的に、「腹水が溜まらない対策」にも繋がります。これらの対策では、“腹水を出す” と “腹水を溜めない”さらに“浮腫みを解消する”この3つを漢方で同時に行っていきます。
 
 

なぜ腹水の症状に漢方が良いのか?

標本同治

漢方医学の治療方法は、体全体のバランス(肝心脾肺腎)を整える事によって、本来もっている自然治癒力を引き出すことに考えがあります。現代の医療では、どうでしょうか?どちらかと言うと、今出ている症状を抑えるのに特化しているように感じます。

漢方では病気の元となる原因に対して治療することを「本治」という言葉で表します。《根本から治す》だから症状が出なくなる。

例えば花粉症の場合に「鼻水」を止める処方をつかう場合は「標治」と表現され、花粉症の原因であるアレルギー体質を治療することを「本治」といいます。アレルギーが無くなれば花粉症は出ません。

漢方医学の治療方法は、身体全体のバランスを整える事によって、現れている症状を原因から緩和する、残っている臓腑の力を引き出す。それによって本来の身体の機能を正常に近づけていく。それを現代医療の良い所と合わせて目指しているのです。
 

腹水に関連する漢方の作用は研究がされており、数々、論文としても発表され、その有用性を示しています。しかし、ただ利用するのではなく、患者様の病証や体質にあった漢方だからこそ、本当の効果が得られると思います。
そこで私達専門家が、患者様の体質を見極め、最適な組み合わせを考え、お伝えすることが重要だと感じています。
 
 

腹水の漢方薬のご提案内容

血液検査の結果や患者様の症状をしっかりとお伺いし、漢方薬をご提案させていただきます。また、ご予算が決まっている際は、ご予算に合わせたご提案も行っております。

専門家が患者様の体質に合わせて最適な漢方を組み合わせます。

腹水の症状に関する漢方の有用性を示す論文や文献は多数あります。その中にも、いくつか漢方(分消湯、補気建中湯など)が紹介されておりますが、その漢方だけを飲めばよいと言う訳でもありません。
 
漢方の考え方は、この症状だからこれを飲む。だけでなく東洋医学的にも多くの考え方があり、その体質の見極め方は千差万別です。
 
その為、使われる漢方には多くの組み合わせ方が存在します。私たち専門家は、患者様の体質を血液データや問診で、しっかりと見極め患者様の体質、病状に合わせた最適な漢方を選薬し、提案いたします。
 
 

ご提案する腹水漢方は粉末・エキス・錠剤などです。

えのきや相談薬舗にてご提案する漢方は下記のような特徴があります。

1、煎じ薬でなく、錠剤や粉末、エキスなので手軽に摂り入れられる
2、服用時間を厳密に気にしなくて良い
3、体質を考えたご提案
4、病院治療や薬との併用も可能
5、食事療法との組み合わせで相乗効果も期待できる

飲む方の負担を減らし、品質・効果・安全性を追求しております。漢方薬を飲むこと自体が苦痛となっては本末転倒。手軽さ・安全性・効果を兼ね備えた、患者様のご状態に最適な漢方薬をご提案させていただきます。
 
 

お客様の声

 
こんにちは、父の件でお世話になっております。父はその後、順調に回復し、先週撮ったCTの画像でも患部がきれいになっていたとのことで、無事、腹水を取るための管もとれ、ここ数日は近所ではありますが、外出も出来るようになりました。食欲もでて正直なところ3週間あまりでここまで急激に元気になるとは思いせんでした。漢方が効いているんですね。本当にありがとうございます。



腹水(ガン) 75歳 男性

 
こんにちは。京都府京都市東山区のNです。母が、漢方薬を飲み始めて、今日で3週間が経ちました。現状は、尿の量が増え、腹部の張りが、随分と楽になったようです。そのおかげで、食事や水分摂取量も増え、顔色が良くなってきております。後、足先のむくみも無くなってきました。母も喜んでおります。ありがとうございます。来週、血液検査の結果がでますので、また、報告させていただきます。今後とも宜しくお願いします。
 
腹水 70代 女性

※上記は個人の感想であり、効果・効能を保証するものではありません。


症例

 
◯ご相談されたときの症状・状態
大腸がんで、肝臓に転移。1ヶ月前から腹水・胸水・むくみが発症。現在、お腹・下半身がパンパン状態で、身動きが殆ど取れない状態。食事も中々摂る事ができず、水分も少量しか飲むことができない。胸水もあるため、息苦しさもかなり強く、咳がとても酷い状態。

◯ご提案及び漢方のアドバイス
腎機能を高め、体内の水分代謝を向上させる漢方薬1つ癌に伴う炎症を抑制する漢方薬1つ血流の質を整え、循環をよくする漢方薬1つ肝細胞活性化のための必須栄養素群1つ

 
改善期間:腹水、胸水、浮腫がほぼなくなったのは、服用開始から2ヶ月後

 
変化が見られ始めた時期:1カ月半

 
◯お客様の変化
最初は胸水が軽減し、息苦しさ・咳の症状が軽減。排尿量・排便量が増えてき腫瘍マーカーの数値が低下。
 愛知県にお住まいのTさん(71歳・男性)
 

 
◯ご相談されたときの症状
・状態20年前にC型肝炎を発症。腹水の症状もあるが、まだ本格的な段階までは至っていない状態。病院からは肝硬変と言われていないようだが、肝硬変の疑いがおおいにある。排尿はあるが、少し便秘気味。食欲は少しだけある、水分はとれている。微熱がある。

 
◯ご提案及び漢方のアドバイス
血流系の漢方薬1つ利尿を促す漢方薬1つ

改善期間:4ヶ月

変化が見られ始めた時期:2週間目

◯お客様の変化
排尿症状が改善し、病院の利尿剤を中止されました。腹水がほとんど抜けました。身体の疲れがとれ、楽になられました。血液検査の数値も安定して、元気になったご様子でした。

 東京都にお住まいのMさん(50歳・男性)
 
※上記は個人の感想であり、効果・効能を保証するものではありません。
 
 

相談される方からは
このような質問も頂いています。

・早く治してあげたい、
・本当に治るの?
・費用はいくらぐらいから?
・苦そうだけど飲めるの?
・患者本人とお医者さんには、どう説明したらいいの?
・漢方は、いつごろまで飲んだらいいの?
 

など、こんなこと聞いていいの?!と感じるような事でも大丈夫です。少しでも気になることがありましたら、ご質問ください。丁寧に、担当スタッフがご質問にお答えします。
 
 

今、不安に思っている事を
私達にお話ください。

ご相談の際に血液データをご準備下さい
スムーズにお話が進みます。

ご相談は土曜・祝日も対応しています。
 
 

漢方のご提案までの流れ

①お問い合せ、ご相談

まずは、フリーダイヤル・メール・LINE(一部の疾患に限ります)のいずれかでお問い合わせください。電話の場合は『〇〇の症状について漢方の相談がしたい』等、おっしゃって頂くだけで、あとはスタッフにお任せ下さい。メールやLINEは、担当スタッフからの返信をお待ち下さい。


②状態の把握と漢方の検討

漢方専門のスタッフより患者様の体調や体質、治療状況を把握するために必要な質問をさせて頂きます。(※血液検査結果が必要な場合もございます)患者様が治療で不安に思う事、困っている事などもお聞きしていきます。


③最適な漢方のご提案と説明

お聞きした内容から患者様に最適な漢方をご提案致します。


 
ご相談は無料です。気軽にご相談下さい。
ご希望があれば、漢方の購入→全国へお届けも可能です。
 

ご相談方法

電話相談

ご相談の際に血液データをご準備下さい。スムーズにお話が進みます。 「○○の病気について相談したいのですが・・・」と仰っていただければ後はスタッフにお任せください。
 

メール相談

専用のメールフォームが開きます。質問事項に沿って、記入をお願い致します。
 

LINE相談予約

LINEでご相談予約が出来るようになりました。
 

『えのきや相談薬舗』は医師とのつながりを大切にしている漢方薬舗です。

 

当漢方薬舗では、漢方生薬医療の提供において(医)知慎会 JTKクリニックと連携しております。難しい病気や慢性病のご相談をお受けしているからこそ、医師やクリニックとのつながりを大切にし、幅広い知識と漢方に関する情報共有を基に皆様にご提案を行っております。
 
 

 

当漢方薬舗では、漢方生薬医療の提供において(医)知慎会 JTKクリニックと連携しております。難しい病気や慢性病のご相談をお受けしているからこそ、医師やクリニックとのつながりを大切にし、幅広い知識と漢方に関する情報共有を基に皆様にご提案を行っております。
 
 

皆様の一緒に戦う気持ちで漢方薬をご提案します。

えのきや相談薬舗 代表、漢方薬剤師の中尾です。

私は上場企業の製薬メーカーで免疫の薬の開発を行なっていました。地元に戻り、漢方薬剤師として15年。多くの方のご相談をお受けしてまいりました。腹水などの疾患は薬がたくさん出ます。

そして、その副作用でますます体調を悪くされる方が多いです。漢方は副作用が出にくいのがよい点でもあります。また、身体のバランスを整えていきます。

体のバランスを重視する独自の漢方の力を、ぜひ体験していただければと思います。腹水についてお悩みの方は、まずは、えのきや相談薬舗へご相談ください。

メディア掲載実績

統合医療でガンに克つ

以前、弊社代表の中尾と良き友人であり弊社の提携医でもある、つるかめクリニック高橋正樹院長と医療専門誌に特集として掲載頂いたことがあります。
(PDFファイル)
 

 
 

腹水担当のスタッフ紹介。

中尾 典義(なかお のりよし)

榎屋相談薬舗株式会社 代表取締役 薬剤師
(社) 日本漢方連盟 漢方委員

1968年生まれ。大学、大学院、製薬会社研究所では薬の創薬研究をしていました。研究者として論理的で積極的に新しい治療薬や治療処方を探索しつつ、常に、本当は何が最適なのか?早期回復には何が必要なのか?を考え、ご提案しています。


藤原 妃呂(ふじわら ひろ)

榎屋相談薬舗株式会社 取締役
医薬品登録販売者・漢方カウンセラー

体の成り立ちや血液データの見方などは難しく、漢方的な言葉は理解しづらい場合もあるので、なるべく身近な例え話をし、ご相談される方がイメージしやすいよう伝える事を心がけております。


村上 恵(むらかみ めぐみ)

榎屋相談薬舗株式会社 店長
医薬品登録販売者・漢方カウンセラー

血液検査の結果はもちろんですが、生活の細かな部分までご質問をさせて頂いております。漢方をご服用された後の小さなお身体の変化に、お互いが気づける事を大切にしております。


扇山 理佐(おうぎやま りさ)

医薬品登録販売者・漢方カウンセラー

患者様、患者様をサポートされているご家族様のご不安な気持ちが少しでも緩和され、皆様の笑顔が増えるようお客様に寄り添えたらと思います。


落合 真智子 (おちあい まちこ)

医薬品登録販売者・漢方カウンセラー

不安を抱えているお客様に安心してご服用いただけるよう、「丁寧にわかりやすく」を心掛けています。


患者様のかかりつけ薬店として

福岡県行橋市にある「えのきや相談薬舗 本店」は明治40年から続く、老舗漢方薬舗です。全国から沢山のお問い合わせを頂いており、現代医学と東洋医学の2つの知恵をとりいれ、多くの患者さまの「健康回復の専門家」として健康のお役に立てるよう努力しております。 

 
〒824-0001 福岡県行橋市行事4-19-7
TEL:0120-522-890

 


当薬舗では、疾患に応じた漢方専門のスタッフが対応

・難しい専門用語や漢方薬をわかりやすく説明します。
・従来の効能効果のマニュアル漢方ではなく、状況に応じて臨機応変に対応します。
・漢方は煎じ薬ではなく、効果・飲みやすさ・価格/この4つのバランスが最も良いご提案いたします。
・年間4000件以上の漢方相談を受けています。
 


健康お悩み解決チャンネル《えのきや相談薬舗》

《創業明治40年》全国から毎年4000件の様々な病気の漢方相談がある福岡県一老舗の漢方薬舗。各種癌や腹水・腎臓病・肝臓病や皮膚病・不妊症などの漢方相談ができます。 電話やメール相談にて、全国に漢方サプリなどを配送しています。 
 


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