現代医療と漢方の考え方について

帯状疱疹後の神経痛の治療法

  • 薬物療法(消炎鎮痛剤、神経障害性疼痛治療薬、抗うつ薬、ビタミン剤など)
  • 神経ブロック療法(星状神経節ブロック・硬膜外ブロックなど)
  • 理学療法(温熱療法、電気刺激治療など)

他、鍼灸、整体、カイロプラクティック、漢方薬などがあります。
 
痛みを起こしているのは神経そのもののダメージなので、いくら痛みを止めても、神経細胞がきちんと入れ替わり、安定するまでにはどうしても痛みが残ります。
 
チクチクした軽いものから、ビリビリ来る痛みなど様々です。

帯状疱疹後の神経痛の漢方薬、サプリメント

漢方に詳しい整形外科などでは、桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)、疎経活血湯(そけいかっけつとう)、八味地黄丸(はちみじおうがん)など出される場合があります。
ビタミンB12やマルチビタミン剤など栄養素の補給も有効です。
 
上記の漢方薬であまり効果を感じられない方は、その他の漢方やサプリメントも試す価値はありです。漢方薬やサプリメントは、その方それぞれのアレルギー体質、体調、体格などによって適する薬が違ってきますし、漢方に詳しい薬剤師や専門家などの見立てによって効果も様々です。
 
なるべく専門の漢方薬局にて詳しく問診をとり、処方を受けられた方が効果的です。
 
痛みに関しては抗炎症系や鎮痛、神経修復系、代謝向上系などを総合的な作用がある漢方薬や、ビタミンB12の多用、免疫力を高める目的に多糖体類のサプリメントなどもいいと思われます。

神経痛がある方の食事

基本的には胃腸に負担をかけるもの、体を冷やすものはできるだけさけていただき、バランスよくとっていただくことが大切です。冷えが痛みを悪化させていきます。
とくに腸には栄養の消化吸収、排便だけでなく、体を守る免疫機能は、全体の6割~7割が腸に集中しています。腸内フローラは一人一人違うため、もともと自分が持っている腸内フローラを高めることが大切です。
そのため根菜類や、キノコ類などの食物繊維、オクラや山芋、メカブ、海藻系のヌルヌルする水溶性の食物繊維などを多食するといいです。

帯状疱疹後の神経痛の治し方(まとめ) 

 帯状疱疹後の神経痛が長引いている方は、免疫力や血液循環の低下から、神経やお身体の回復がうまいっていないと考えられます。もちろんつらい痛みを抑える治療が優先となりますが、本来もっているウイルスを追い出す「免疫力」を高めていくことや、血液循環をよくして代謝を向上して、壊れた神経細胞を修復させていくことが大切です。
 
生活習慣の見直しや、免疫サプリメント、神経痛対策の漢方薬など同時に対策を行うことで、今まで長く苦しまれている帯状疱疹後の神経痛の早期回復を目指すことは可能です。
 

漢方薬剤師 中尾典義

帯状発疹の闘病時の気力、食欲、体力、免疫力の確保の方法を知りたい方

 
 

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