現代医療と漢方の考え方について

腎臓病の原因

腎臓は人間が生きていく上で活動したことでできる、細胞の老廃物や化学物質などで汚れた血液をろ過してきれいにしていく臓器です。
そのため高脂肪の食生活や運動不足や喫煙など様々な原因による生活習慣病である糖尿病や高血圧や高脂血症、肥満、痛風など、血液がドロドロと粘りやすく汚れてくると、腎臓のろ過構造であるネフロンや、さらに細かい糸球体という組織に負担がかかり、壊れやすくなってきます。
炎症が起きると腎炎になり、ろ過組織が機能しなくなると腎不全になってきます。そのために、血液粘度が高まらないような食事をして、粘度の低いサラサラ血液にしておくと腎臓に負担がかかりにくくなります。
その他にも腎臓は加齢によっても機能が低下するため腎臓病の原因にもなり、また、遺伝により腎臓病を発症する方もいらっしゃいます。

腎臓病の症状

腎臓病により腎臓の機能が低下することで、本来は尿として排出される老廃物や毒素が体内に蓄積されることで倦怠感や皮膚のかゆみなどの症状が起こりやすくなります。その他にも体内の電解質や水分のバランスが乱れる事で血中のナトリウムやカリウムが上昇して浮腫みや不整脈などの症状や、その他にも造血ホルモンの分泌低下により貧血が、血圧を調整するホルモンの分泌低下により高血圧などの症状が起こります。
更に腎臓病が悪化することで尿毒症という状態になり全身の倦怠感や疲労感、食欲不振などの症状や酷い方の場合は昏睡状態や意識障害、痙攣などの命にかかわる危険な状態になってしまします。
腎臓は我慢強い臓器になるため、症状が進行しないと自覚症状が現れにくい病気になるため、早期発見のためには定期的に検査をすることをおすすめします。

腎臓病の現代医学的治療と副作用

腎臓病は腎臓のネフロンや糸球体というろ過組織の細胞に負担がかかり過ぎ、そのろ過組織を壊してしまうため、一旦壊れると完治が難しい病気になります。
現代の医療では腎臓病の治療には、腎臓病が悪化したことにより起こる高血圧、高脂血症、抗尿酸血症の治療薬や、ステロイド剤などの抗炎症薬、血液を固まらせにくくする抗凝血剤、その他リンやカリウム、その他の物質を吸着させるものを使います。
これらは腎臓病を治すものでなく、悪化させないようにしたり、腎機能低下によって起こる身体の不快症状に対しての対策です。

腎臓病の食事療法

腎臓病の場合野菜中心の低塩分や低蛋白質、低エネルギー(低脂肪、低糖質)の食事療法になり、カリウムやリンなどの多く含む食品にも注意しなくてはいけません。
あまり味気のある美味しい食事とは縁が遠くなるでしょう。
症状が進んでいくと腎臓食という選択肢になる可能性もあります。

腎臓病が悪化していくと

上記のように腎臓病の進行を抑え不快症状を軽減することによって通常に日常生活が遅れることも可能になります。
初期の段階では食事療法や喫煙などの生活習慣の見直しや薬物療法により腎臓への負担の軽減や残された腎臓の働きの維持、合併症の予防などの治療となります。
しかし、腎臓病が慢性化してしまい本来の腎臓の働きである体内の毒素や老廃物の除去や水分調整が難しい場合は血液透析や腹膜透析などによる腎臓の代替療法となりますが健康時と同じ働きは難しく、長期間、透析治療を行うことで高血圧や動脈硬化などの合併症を併発してしまうリスクもあります。
また、週3回位のペースで1回に4~5時間位の治療を毎週一生しなければなりません。その他にも腎移植の治療方法がありますが、移植後に腎臓の機能が安定することで、本来の腎臓の働きや透析に比べ合併症のリスクも少なくなります。
しかし、移植した腎臓が拒絶反応を起こすことで透析や再度移植をしなければ行けない場合もあります。

腎臓病対策の漢方やサプリメントについて

・病院で処方される保険で使われる漢方薬
腎臓病の場合は基本的に西洋医学が中心となり漢方薬を処方されることが少ないのが現状です。主に尿量の低下や高血圧や浮腫みなどの不快症状を軽減のために「五苓散」「猪苓湯」「牛車腎気丸」などを処方されることもありますが効果は様々です。
漢方薬は処方する医師の見立てや専門性や、漢方薬の品質によって非常に差が出ますので主治医に確認するといいでしょう。
 
・医療保険の使えない漢方
保険漢方エキス剤の効果に満足を得ていない医師や、漢方専門薬局が自分たちの専門知識を生かして、腎臓患者さんの症状に合わせて処方する漢方です。煎じ薬やエキス剤、カプセル剤、錠剤、丸剤、散剤などがあります。
また種類や効き目も幅が広いので、患者さんのあらゆる症状に対応可能です。ただし漢方医師や薬剤師などにも見立てやさじ加減があるので効き目は様々です。自分にあった治療を行う人を探す必要があります。
 
・サプリメント
腎臓対して様々なサプリメントや健康食品がありますが、サプリメントや健康食品はあくまでも補助的な役割になります。サプリメントや健康食品は摂取することで効率よく栄養を補うことができますが、腎臓病を患っている方の場合、サプリメントや健康食品の取り過ぎによっては
腎臓に負担をかけてしまう場合もあります。その為、健康食品やサプリメントご服用を考えている場合は一度主治医に相談されることをおすすめします。
サプリメントの品質は玉石混合です。
また専門家ではない方が販売している、宣伝の上手な腎臓ビジネスにもご注意ください。サプリメントなどに詳しい専門家に尋ねる方が無難です。

腎臓に負担をかけない生活習慣

・食事療法
腎臓病の場合は症状によっても食事療法が変わってきますが、基本は老廃物の蓄積の原因となるタンパク制限と血圧の調整のために塩分の調整が大切になります。しかし、タンパク質を過剰に制限することで体重や筋肉の減少により逆に体に負担を掛けてしまうこともありますので担当医や栄養士の相談することが適切です。
・運動
運動を適度にすることで血流促進や生活習慣病の予防にもなるため運動は腎臓の機能低下を防ぐと言われています。しかし、過剰に運動をすると体に負担をかけてしまいますのでご自分の体調に合わせて適度な運動をすることも大切です。
・禁煙
タバコは血管を細くしてしまい血流悪化の原因となるため、腎臓への負担や生活習慣病の原因となるため禁煙することが大切です。飲酒は適度にすることは問題はありませんが大量の飲酒は様々な病気の原因となりますので注意しましょう
・過労や睡眠不足
過労や睡眠不足によって体に疲れが蓄積することで、腎臓も疲れてしまいます。
腎臓に負担をかけないために、睡眠や休息はしっかり取りましょう。

腎臓病対策のまとめ

腎臓は食生活や生活習慣、加齢などで血液を汚しやすい味や脂物の多い食事や喫煙、化学薬品の取り過ぎなどで腸内環境が乱れ肝臓などの解毒力が弱りった結果として、血液粘度(血液ドロドロ度)が増し、それをキレイにする腎臓のネフロン、糸球体が傷つき、炎症が起きると腎炎に、慢性化すると腎不全から、透析になっていきます。
そのため腎臓の値 クレアチニンなどが悪くなってきたら、早急に対策をして維持をしていくほうがいいです。
腎臓の悪化の進行は早く、反比例に進行していく場合も多くみられます。血液をサラサラにするには、どうしてどのように腎臓を守ったらいいのかを、東洋医学と現代医学を存じている専門家と一緒になって考えて行動していきましょう。

薬剤師 中尾典義 著

腎臓病の闘病時の気力、食欲、体力、免疫力の確保の方法を知りたい方

 
 

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