現代医療と漢方の考え方について

胃がん原因・症状

胃は食べ物を消化するところです。その胃の細胞に刺激が与えつづけられると胃の細胞が変化し、癌かしやすくなります。そのため胃の粘膜が弱い方は注意が必要です。
 
胃がんの原因は、ヘリコバクターピロリ菌(以下ピロリ菌)の感染、胃酸過多、塩分多め・野菜不足・加工肉を好んで食べるなどの食生活、喫煙や飲酒などの生活習慣と言われております。ピロリ菌は50代以上の方に感染が多く、免疫ができていない幼少期に、ピロリ菌に感染した親から、また排泄をした後の汚れた手や、井戸水を口にした事が感染の原因と言われております。
 
しかしピロリ菌に感染していても必ず胃がんを発症する訳ではありません。胃炎、胃や十二指腸の潰瘍の発症が多く、癌が発生する率はピロリ菌感染者の約1割と言われております。ピロリ菌の感染が分かれば除菌することで更に癌の発症を抑えることができますが、癌を発症した後に除菌をしても、癌の進行を抑えることができません。癌を治療した後の除菌で再発しにくくなると言われております。
 
数字を見ると、発症率が低いように思いますが、胃がんの発症率は全癌の中で男性は1位、女性は3位で、死亡者数では男性2位、女性は4位、男女合計で3位という、発症・死亡者数とも上位を占める癌です。いかに食事や生活習慣の影響が大きいかが分かると思います。また食生活が乱れれば、腸内環境も崩れ、免疫力の低下にも繋がります。
 
初期症状は胃のあたりの痛み、むかつき、食欲の低下、消化不良、ゲップが多い、貧血、黒い便(下血)など癌がなくても出やすい症状なので、非常に気が付きにくいです。胃の壁に腫瘍が入り込む(浸潤)すると早い段階でもリンパ節の転移がみられ、さらに状態が進むと遠隔転移という血液やリンパ液を介して胃と離れた臓器に転移し、症状は転移した臓器により異なりますが、痛みや発熱、黄疸、腹水・胸水、倦怠感等の症状が出やすくなります。

胃がん現代医学的治療と副作用

病気の進行・状態に合わせ、内視鏡・腹腔鏡・開腹手術、放射線、抗がん剤が選択されます。早期の段階であれば身体の負担が少ない内視鏡や腹腔鏡手術が選択され、進行状況に応じ、胃をどの位切除するのか、リンパ節や回りの臓器の一部も一緒に取り除くのかが決まります。
 
手術の前に腫瘍を小さくして手術を行う場合や、手術後、また胃以外にも転移がみられ手術が難しい場合には、抗がん剤治療が選択されます。副作用は患者様によって、出てくる症状が異なりますが、骨髄抑制、便秘・下痢、食欲不振、吐き気、口内炎、脱毛などが主な副作用です。
 
抗癌治療の副作用を防ぐには、胃がん患者自身の気力、食欲、体力、免疫力を高めていく必要があります。

胃がんの末期と余命

胃がんが末期の状態まで進行するとリンパや肝臓、肺、腹膜(腹膜播種)へ転移することが多く、手術でがん細胞を取り除くことは難しくなります。そのため、抗がん剤の選択が主となりますが、抗がん剤の副作用により貧血、免疫力や体力低下、栄養状態低下などのリスクを伴います。その状態が続くと、お腹に水が溜まる(腹水)のリスクも高まります。
 
胃がんは様々ながんの中でも早期発見(ステージⅠ)であれば5年生存率は約97%以上で完治しやすい癌ですが、進行した胃がんは転移がみられると治療も困難になり、ステージⅣの方の5年生存率は約7%台まで下がります。
再発防止、治療に耐えられる身体を保てるよう、患者様の気力・体力・食欲・免疫力を高め、維持することが大切です。

胃がんにつかわれる漢方やサプリメントについて

 

 

 

がんの闘病時の気力、食欲、体力、免疫力の確保の方法を知りたい方

 
 

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