加齢黄斑変性種の対策と症状、治療法、予防、漢方薬による改善法
加齢黄斑変性種になったら漢方薬で初期のうちに対策を
症状の改善と漢方薬での治し方を漢方薬剤師が解説します。

◆黄斑変性症とは
黄斑変性症は眼の病気の一つです。日本では「糖尿病性網膜症」が失明の原因として最も多くなっていますが、黄斑変性症による失明も増えています。
黄斑変性症の初期症状としては見ようとするものがゆがんで見える、中心部がぼやけてしまう、視野が狭くなるなどがあらわれます。
人間には2つの眼があるので、一つの眼が黄斑変性症になっても、もう一つの眼が補正することによって、両眼では性状に見えることがあります。そのため、黄斑変性症の検査は必ず1眼ずつで行います。
黄斑変性症には2つの病型があります。萎縮型と滲出型(新生血管型)です。萎縮型は網膜色素上皮に老廃物が蓄積してこれが黄色斑としてあらわれます。黄色変性症は最初、すべて萎縮型として生じます。
萎縮型の進行した状態が滲出型とよばれます。萎縮型の黄斑変性症の15%が滲出型に移行します。網膜下に新しく血管が形成されること(血管新生とよびます)が発生して、黄斑部の領域が隆起し、瘢痕になって失明します。

◆黄斑変性症の原因
黄斑変性症の危険因子には、年齢、遺伝子変異、家族歴、喫煙、心血管障害、高血圧、肥満。リノール酸の摂取不足、緑黄色野菜の摂取不足が上げられています。
特に年齢の寄与が大きく、黄斑変性症は「加齢黄斑変性」あるいは老人性黄斑変性ともよばれます。年齢が悪いというよりも、だれでも網膜色素上皮に老廃物が蓄積してものが見にくくなります。この状態で治療しておくと進行を止めることができます。
肥満が大きな社会問題になっているアメリカでは、失明原因の第1位となっています。
失明にいたるのは滲出性黄斑変性症です。
そのため黄斑変性症の対策としては真っ先にアンチエイジングの漢方薬やサプリメントなどを摂取していく事が重要です。

◆黄斑変性症は検査と食生活がポイント
黄斑変性は眼底検査で発見可能です。(目薬をさして、瞳を開き、写真を撮るあるいは実際にお医者さんが眼底を覗く検査です)
今のところ、見つかった黄色変性は進行を止めることしかできません。食事療法で様子を見ることになります。そのために食事療法を改善するために目の栄養素のサプリメントや漢方薬が効果的です。
新生血管ができているような滲出型においては血管をレーザーで焼いたり、血管新生阻害剤を用いたりして、視力を落ちないようにします。しかしながら原因を解決できているわけでないので、何回も何回もレーザー治療でダメージを負いやすくなることも否めません。
両眼ともに滲出型黄斑変性になった場合には、網膜の移植が研究的に行われています。提供者の網膜と適合するかという問題があります。

◆黄斑変性と漢方薬
充血や炎症を抑制し、出血を止める効果のある漢方薬が用いられる場合があります。
瘀血(おけつ:血の滞り)を抑え、効果を示す漢方薬もあります。
血行をよくして網膜色素上皮に老廃物を貯めにくくする漢方薬もあります。この場合には体の丈夫な人と、体に冷えがあり、虚弱体質の人では漢方薬を使い分けます。
萎縮性黄斑変性の場合には、治療としてサプリメント(酸化亜鉛80mg、洞⒉mg、ビタミンC500mg、ビタミンE400IU、ルテイン10mgあるいはゼアキサンチン⒉mg)がアメリカで萎縮型黄斑変性の進行を低下したというアメリカの大規模試験の結果があります。
私の症例として、糖尿性網膜症ですが視野が白くて見えなかった患者さんがすっきり見えるようになったという症例もあります。 失明のリスクも高いので漢方薬での治療はおすすめします。 その際は漢方薬に詳しい専門家にご相談されるといいと思います。

中尾 典義(なかお のりよし)
榎屋相談薬舗 株式会社 代表取締役
(社) 日本漢方連盟 漢方委員
資格:薬剤師
担当:がんや免疫疾患、なかなか回復困難と言われた様々な病気に対応します。
1968年福岡県行橋市生
岡山大学大学院薬学研究科修士課程修了
元吉富製薬㈱東京研究所にて免疫抑制剤の研究(現田辺三菱製薬)研究所を退職後、漢方を心座右。
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中尾 典義(なかお のりよし)
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■性格の自己分析
■お客様と話していて、どんな瞬間がうれしい?
「中尾さんが本当に親切にしてくれるから感謝している。」 など
良い結果や信頼のお言葉を頂けることが、医療人、薬剤師として嬉しく思います。
■和漢方について
■弊社にお問い合わせくださるお客様へ
初代からの「応病施薬 臨機応変」の家訓を元に、私どもを頼ってくださる
患者様に、現在の病院での治療経過を踏まえた上での最適解、最適なご提案をさせて頂いています。 弊社スタッフも成長し、まだ若いですが、しっかり人間的成長もしています。 どうぞご安心してお問い合わせください。 全国から多数のご相談を頂きますのでお待たせすることもあります。 そのため、必ずご予約をお願いいたします。
■私の研究者としての実績
https://www.chem.wisc.edu/deptfiles/chem343-gellman/F13_LecNotes/Fingolimod%20discovery.pdf
https://www.mt-pharma.co.jp/shared/show.php?url=https://sodando.jp/ir/kojin/future/imu.html

■獲得した特許
(日和見感染症やマラセチア感染などの真菌感染症の治療、予防のための製品の提供)
(天然由来の生薬を含有し、循環器機能を向上させながら皮膚状態を改善することができる経口投与組成物を提供する。)
■今後の研究活動への想い
皆様の健康回復にお役に立てることを願っています。
■薬剤師免許書

■雑誌「統合医療で癌に克つ」に掲載されました。

■私のブログ「日本の社長をもっと元気にする漢方薬剤師」
