症状

注射でも治らない円形脱毛症の解説と漢方薬での治療法の症状、
治療法、予防、漢方薬による改善法

ストレスが沢山あって円形脱毛症で悩まれている方。ステロイドや局所免疫療法などの
注射で治らない方に、自身の円形脱毛症を漢方薬で治した漢方薬剤師が解説
 


 

◆円形脱毛症とは

円形脱毛症とは、10500円玉ぐらいの大きさの脱毛が急に起こる病気です。

大きさに関しては頭全部に広がるものや、まゆ毛、まつげ、体毛などに及ぶ場合もあります。
 
円形脱毛症の初期症状としては、脱毛が急に始まる。頭のどこかに皮膚が見えることがある、爪の表面のなめらかさが失われている、アトピー性疾患をわずらっている、毛が抜けているところ(脱毛斑)とそうでないところの境界がはっきりしている、などが上げられます。
 
そのままにしておいても円形脱毛症は治る場合がありますが、脱毛斑の周囲の毛を引っ張ると痛みもなく、簡単に抜ける。抜けた毛の毛根の部分が細くドガっている、脱毛斑が広がっているなどの場合には円形脱毛症が進行しているので、皮膚科での対応になりますが、ステロイド注射や局所免疫療法などをされても治らない場合もあります。

 


 

◆円形脱毛症の原因

 

いろいろな原因が唱えられていますが、一番は精神的ストレスが引き金になります。

全くストレスがない場合には交感神経が動かないので、心臓や肺の機能や体温が低下してしまいます。交感神経が働いて日常生活を正常に送ることができます。
 
ストレスが過剰になると交感神経は心臓や肺などの生きていくための組織を優先して血液を回そうとして血管を収縮させます。この結果、頭皮の毛根への栄養補給が減り、脱毛につながります。
 
ストレスだけでは一部分だけが脱毛するのかに関しては完全に説明することはできません。そのため、円形脱毛症になる人には何らかの素因があるといわれています。
 

  1. 自己免疫疾患
    最近注目されているのは、外部から入ってきた異物を取り除くために働いている免疫が自分の組織の一部を異物と見なして攻撃することを指す「自己免疫」です。
    細菌やウイルスを攻撃して殺してしまう能力をもつ免疫が毛根を攻撃することによって円形脱毛症になる可能性があります。そのため、自己免疫疾患を有している人は円形脱毛症になる可能性が高くなります。

 

  1. アトピー素因
    アトピー性皮膚炎や気管支炎、アレルギー性鼻炎等の症状がある人またはその症状がかつて出た人にはアトピー素因がある人といいます。円形脱毛症の40%以上にアトピー素因があるといわれています。

 

  1. 遺伝
    アトピー素因や自己免疫疾患は遺伝の可能性もあります。(環境による影響の方が高いといわれています)

 

  1. 妊娠、出産、閉経
    妊娠によって女性ホルモンの分泌が増えますが、出産によって通常時に戻ります。」女性ホルモンは発毛促進の作用があり、出産後には髪の毛のボリュームが減ることがあります。そこに育児によるストレスなどが重なると円形脱毛症が発症することがあります。


閉経後は女性ホルモンが減ることから髪の毛のボリュームが減ってしまいます。底にストレスや素因が重なると円形脱毛症になる事があります。

 


 

◆漢方と円形脱毛症

 
漢方では血が滞った状態を改善する薬を用いて、毛髪に栄養を与えることによって円形脱毛症を軽くする働きをするものがあります。
また抗ストレス作用や自律神経を調節する漢方薬で交感神経と副交感神経のバランスを調節して交感神経の異常を改善することもできるので、そういう漢方薬も有用です。代表的なものが加味逍遥散です。そうすることで免疫異常も安定していきます。

 


 

 ◆漢方薬剤師が自身の円形脱毛症を治した話

私自身40歳くらいの時に仕事のストレスで常に頭痛もあり、その頭痛の場所に500円玉の円形脱毛症が出来ていました。
私はそこを触ると感覚がなかったので神経細胞も死んでいると考えました。おそらく血管が収縮し、その部位に栄養と血液が行っていないと判断したのです。 このまま広がり、全頭皮の毛が抜ける恐怖にかられた私は、自身を漢方薬を飲むことにしました。
服用したものは、紅参エキス+牡蠣エキス+銀杏葉エキス、カルシウム剤です。脳血流を良くし、栄養を入れ込むことを目的としました。
そうなると予測どうり半年後にはすっかり円形脱毛症が治っていました。
 
その体験があるので円形脱毛症でも漢方薬で治ると思います。 ストレスに対しての対抗できる身体にし、脳血流を改善するとことで円形脱毛症は治ると思います。


中尾 典義(なかお のりよし)

榎屋相談薬舗 株式会社 代表取締役
(社) 日本漢方連盟 漢方委員
資格:薬剤師
担当:がんや免疫疾患、なかなか回復困難と言われた様々な病気に対応します。


1968年福岡県行橋市生
岡山大学大学院薬学研究科修士課程修了
元吉富製薬㈱東京研究所にて免疫抑制剤の研究(現田辺三菱製薬)研究所を退職後、漢方を心座右。
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中尾 典義(なかお のりよし)

■経歴

岡山大学薬学部合成薬品製造学教室卒業後 薬剤師免許取得
岡山大学大学院薬学研究科修士課程修了
吉富製薬(株)東京研究所 創薬研究員(現 田辺三菱製薬(株))
退職後 漢方を志し、福岡市の大賀薬局(株)にて漢方調剤を学ぶ
福岡県鞍手郡の相生会宮田病院で病院薬剤師として勤務。
福岡医師漢方研究会や独学、メーカーの勉強会などで漢方を学び
平成7年に福岡県行橋市で漢方薬局を開局
漢方薬や健康食品メーカーなどの講師、学術顧問を引受け
現在、榎屋相談薬舗株式会社 代表取締役 薬剤師
 

■担当

ガンや免疫疾患、腎臓病、回復困難してる慢性病等(予約制)
 

■自己紹介

昭和43年生まれ
行橋市の相談薬局の4代目として生まれる。
現在福岡市在住
漢方処方の研究と実践、製品開発に取り組む。
大学、大学院、製薬会社研究所にて薬の創薬研究をしていました。 研究者として論理的で積極的に新しい治療薬、治療処方を探索しつつ 漢方薬剤師として現代治療薬の良いところ、漢方薬の多様でファージーなところを 踏まえ、過去様々な患者さんの応対、状況把握を通じて、患者さんに何が最適なのか? 早期回復には何が必要なのか?
その組合せなどをアドバイスし、処方しています。
 

■趣味

自分の漢方薬剤師として患者さんや社会貢献をし続ける、また一度きりの人生ですので、自分のパフォーマンスを発揮する上で、健康回復、病気予防、自分の生命エネルギー向上させることが趣味です。世間で言われている難病など難しい病気の漢方処方を組み立てるのも趣味です。
ビジネスや歴史の本、哲学書や人生訓、経営学の書籍などを読むことが好きで、移動中はもっぱら本を読む時間にあてています。
祖父、曽祖父が陸軍薬剤官として出征していたので、その血を受け継いだと思いますが、 東北大震災で活躍した自衛隊を見て、自分で国家緊急時には何かできないかと思い、予備自衛官になりました。自衛隊と将棋も趣味です。

 

■尊敬する人

ご先祖。漢方の大家として中神琴渓、老子、楠正成、孫子、山田長政など

 

■性格の自己分析

明るく、快活、プラス発想で、思い立ったらすぐ実行するタイプです。その一方で理論的、分析家で、対処法を組み立て困難があっても挑戦していきます。
まず直観力があるので、結論から言葉を始める癖があり、一般の人には理解されにくいことがあります。スタッフや嫁さんより、「あなたは宇宙人みたい。」と言われたことも多々あり。
お客さまから「あなたのお薬で本当に良くなった。」「本当に中尾さんの言うとおりになった。」「中尾さんが本当に患者さんのことを考えて、親切にしてくれるから感謝している。」など良い結果や信頼のお言葉を頂けることが、医療人、薬剤師として嬉しく思います。
自然を愛し、やさしい性格から、人の上に立つ人間で、経営者であり、 医療人としての人生を全うしようと考えています。
 

■お客様と話していて、どんな瞬間がうれしい?

お客さまから 「あなたのお薬で良くなったよ。」  
「中尾さんが本当に親切にしてくれるから感謝している。」 など
良い結果や信頼のお言葉を頂けることが、医療人、薬剤師として嬉しく思います。
 

■和漢方について

我が薬局の家訓に「応病施薬、臨機応変」とあります。『病気に応じて、臨機応変に最適の薬を施す。』これが私たち榎屋相談薬舗株式会社の原点です。 私はいわゆる今の漢方薬については少し問題点があると考えています。 漢方の処方は四千~何百年前という長い時間と挑戦を経て、出来てきました。
しかしその時代の原産地である大陸の風土と生薬成分。現代日本人の食生活、体力、免疫力、体質、生活習慣があまりにも違いすぎると思われ、その古来の大陸の処方でいいのか?という疑問があります。
また弊社に問い合わせに来られる方はさまざまな病院の治療薬を飲んでいます。その場合は体質が変化し、証が壊れます。そのため治る力が低下している現代人は、漢方薬が効きにくくなっているのも事実です。
だからこそ、そのマイナス要素を考えて現代日本人に合う処方を組み立てていかなくてはいけないと思っています。私たちは漢方処方というだけでなく、生薬や動物生薬、食品材料などを組み合わせた最良の組合せの処方を考えていく事に気を配っています。 日本人による、日本人に最適な漢方を。
それが和漢方という考え方です。

 

 

■弊社にお問い合わせくださるお客様へ

榎屋相談薬舗は、創業明治40年 私で4代目の老舗です。
初代からの「応病施薬 臨機応変」の家訓を元に、私どもを頼ってくださる
患者様に、現在の病院での治療経過を踏まえた上での最適解、最適なご提案をさせて頂いています。 弊社スタッフも成長し、まだ若いですが、しっかり人間的成長もしています。 どうぞご安心してお問い合わせください。 全国から多数のご相談を頂きますのでお待たせすることもあります。 そのため、必ずご予約をお願いいたします。
 

■私の研究者としての実績

1)大学院時代 βカルボリン誘導体の不斉合成法
Asymmetric Syntheses of 1-Alkyltetrahydro-.BETA.-carbolines and a 9-Thio Analogue.
CHEMICAL & PHARMACEUTICAL BULLETIN. 1991, 39(12):3338-3340
 
2)吉富製薬(株)東京研究所時代 免疫抑制剤FTY720の創薬 
・Synthesis and Immunosuppressive Activity of 2-Substituted 2-Aminopropane-1,3-diols and 2-
Aminoethanols1,2
J. Med. Chem., 2000, 43 (15), pp 2946–2961
3)DESIGN, SYNTHESIS, AND STRUCTURE-
ACTIVITYRELATIONSHIPS OF  2-SUBSTITUTED-2-AMINO-1,3-PROPANEDIOLS: DISCOVERY OF  A NOVEL IMMUNOSUPPRESSANT, FTY720.
https://www.chem.wisc.edu/deptfiles/chem343-gellman/F13_LecNotes/Fingolimod%20discovery.pdf
 
この私が初めて作り出した化合物FTY720(Fingolimod)が田辺三菱製薬(株)より、ノバルティス社に導出され、全世界80か国、難病多発性硬化症患者さん9万人以上が使用しています。 医薬品名(イムセラ / ジレニア)
https://www.mt-pharma.co.jp/shared/show.php?url=https://sodando.jp/ir/kojin/future/imu.html
(FTY720の構造式)
 
※上記の件で田辺三菱製薬(株)より、実績報奨対象となりました。
 

■獲得した特許

1)抗マラセチア剤
(日和見感染症やマラセチア感染などの真菌感染症の治療、予防のための製品の提供)
2)経口投与生成物
(天然由来の生薬を含有し、循環器機能を向上させながら皮膚状態を改善することができる経口投与組成物を提供する。)
 

■今後の研究活動への想い

私は創薬研究者上がりの漢方薬剤師です。 現在の医療には様々な問題があると感じています。 その問題の解決法の一端を今後も研究者の目、漢方薬剤師として患者さんと日夜対応している現場の目、製品を作り出すメーカーとしての目、医師や研究者、スタッフと一緒に活動していくマネージャー、経営者としての目で、よりよい品質と効果を出せるものを今後作り出す予定です。
 現在、私が考えた「榎屋さんの和漢さぷり」シリーズを企画検討中です。
皆様の健康回復にお役に立てることを願っています。
 

■薬剤師免許書

 
 

■雑誌「統合医療で癌に克つ」に掲載されました。

 

■私のブログ「日本の社長をもっと元気にする漢方薬剤師」

 
今後とも温かい目でご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

 
 

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